【札幌 弁護士コラム】裁判所に対する幻想とは

【札幌 弁護士コラム】裁判所に対する幻想とは

今日は朝から訴訟の期日が1件、その後事務所内の月例ミーティング、既存案件の打合せ、新規相談と盛り沢山な1日です。

さて、今日の訴訟の期日でも思ったのですが、「裁判所に対する幻想」というのは実はかなり根深いものです。
人によって裁判所に対するイメージはあると思いますが、
 「裁判所は正義の味方だ!」
 「裁判所は必ず正しい判断をしてくれる!」
 「裁判所のいうことは絶対だ!」
というイメージをお持ちの方も多いことだと思います(私も否定はしませんが肯定もしません。笑)。

しかしこれ以上に進んで
 「裁判所は自分の味方だ!」
 「裁判所は必ず自分が正しいと信じていることを認める判断をしてくれる!」
 「裁判所は自分の言っていることが絶対だとお墨付きをくれる!」
というようなイメージを持つ方も少ならからずいらっしゃいます。
かく言う私もいい準備書面が書けたりすると、多少はこのようなことを考えてしまいます。
これは「自己確証バイアス」に近いものがあるのかもしれません。

<自己確証バイアス>
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%A2%BA%E8%A8%BC%E3%83%90%E3%82%A4%E3%82%A2%E3%82%B9

しかし、あまりにも裁判所に期待を寄せると痛い目に遭うこともまた事実です。
私も恥ずかしながら勝つと予想していた案件が以外にも敗訴したこともあります。

ここで踏まえておくべきことは「裁判所は変数である」ということです。
自分に有利な方向に振れることもあれば、自分に不利な方向に振れることもあり、必ずしも自分でコントロールできるものではないということです。
ですので、裁判所に対する向き合い方としては「裁判所リスク」なるものを加味して裁判所を利用することが望ましいものと思われます。

「裁判所は用法、用途を守って計画的に」利用しなければならないものなのです。

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