【札幌 弁護士コラム】訴訟における自己相対化の重要性

【札幌 弁護士コラム】訴訟における自己相対化の重要性

今日は朝から銀行に行き、新規の顧問先の会社様を訪問し、明日のセミナー(!)のレジュメを作成し、引っ越しの用意をするなど大忙しの一日でした。

なぜか新事務所移転に合わせるかのように新規の顧問契約を次々に頂いております。

ありがたい限りですm(_ _)m

 

さて、ここのところ自己相対化というテーマ(?)で連載しております。

今日は訴訟と自己相対化の話をしたいと思います。

 

訴訟の基本的な構造とは、原告が特定の権利を主張して、被告に対して何らかの請求を行うことにあります。

原告は権利が発生する根拠となる事実を主張した上で、その事実を裏付ける証拠を提出します。

反対に、被告は原告の主張を覆すような事実を主張した上で、その事実を裏付ける証拠を提出します。

裁判所(裁判官)は双方の提出した証拠(証人を含みます。)を吟味したうえで、どちらの主張している事実が認められるか(又はどちらの事実も認められないか)を判断し、その事実に基づいて法律を適用して判決を出します。

 

…というのが建前なのですが、裁判所が必ずそのプロセスをたどっているかというと疑問がないでもありません。

これは私(荒木)個人の感想なのではなく、法律家の暗黙の了解だと思うのですが、裁判所は主張の段階(つまり証拠が十分に出されていない段階)で概ね判決の方向性を決められると考えている(というか実際に判決の方向性を決めている)と思われます。

 

そうであるとすると、裁判所に対して主張を提出する際には第一印象が非常に重要になってきます。

主張の緻密さはもちろん大事なのですが、第一声として主張を出す際には、大づかみでも構わないので裁判所が事件の全体像(ストーリー)を掴みやすい書面を出すことが重要ではないかと私は考えています。

 

そのような書面を作成するために何が必要かというと、文章を書く力云々ではなく、事実関係について当事者の立場を離れて俯瞰的に見るような力ではないかと思うのです。

裁判所は、訴状や答弁書を全く関係のない第三者として見るのですから、(基本的には)最初はどちらの当事者にも肩入れしていない状態で読み込むことになります。

そのようなときにあまりにも偏った事実ばかりが記載され、全体がわからないような書面だとどう思うでしょうか。

おそらくは第三者目線から見てすっと入ってくる書面を出した当事者に理解を示すのではないでしょうか。

 

もっとも、ご相談にいらっしゃる前の段階で自らを相対化して第三者目線で考えられる方は大きな問題を起こすことはないのではないかと思います(それでももらい事故のようなトラブルはあります。)。

訴訟とは何も目新しいことをするのではなく、それまでの経過を検証する手続に過ぎないのですから、経過において第三者から見て悪く見えるほうは訴訟においても不利な立場に置かれるのはある意味で当然のことです。

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