【札幌 弁護士コラム】自ら崩れないことの重要性:形勢の悪い将棋と同様に

【札幌 弁護士コラム】自ら崩れないことの重要性:形勢の悪い将棋と同様に

6月に入ってから札幌は急激に暑くなっています。
昨日は北海道の気温が日本で一番高かったのだとか。
短い北海道の夏の到来を感じさせる気候ですね。

さて、ご案内の方もいらっしゃると思いますが私(荒木)は昔から将棋を趣味としており(恥ずかしながらちょっとだけプロになりたいと思っていた時期もありました。)、将棋から学んだ教訓は数知れないほどにあります。
特に将棋というゲームの性質上、「どんな場面でも容易に逆転が起こり得る」というのは人生レベルにおいて非常に示唆のあることだと思います。
将棋の対局において優劣を表現するのに「形勢がいい」とか「形勢が悪い」という言い方をしますが、中盤まで形勢が傾いていても終盤になって逆転するということはままあることです。

将棋においては形勢がいいときにそのまま勝ち切ることも技術としては難しいものですが、形勢が悪いときにこそ真の実力や精神力が試される部分があります。
すなわち形成が悪い状況で指し続けることは、負けを覚悟しながらのものですので精神的に苦しくなってくるものです。
そのため勢い、無理だとわかっていても相手に攻めていき、カウンターを受けて負けを早めたり、相手に受け切られて指す手がなくなってしまったりするようなこともあります。
このように形勢が悪い状況で無理に攻めていったりすることを「自ら崩れる」というような表現をします。

アマチュア同士の対局ではこのような無理な攻めでもたまには逆転できるものですが、トッププロの対局ではそうはいきません。
このためトッププロはいかに苦しい状況であっても自ら崩れるような指し方をせず、じっと耐えるすべを知っています。
結果的に自ら崩れることなく耐え続けると、いつしか相手が間違え、勝ちが転がり込んでくることがあり、それが勝率を上げるための最良の手段であると考えられています。

人生においてもこれと全く同じことがいえます。
金がないからといってギャンブルに走ったり、仕事がつまらないからといって一山当てるような商売に走ったり、商売が伸び悩んでいるからといってグレーな商品に走ったりすることは、まさしく「自ら崩れる」ということの典型です。
誰しも不遇の時代はあるのですから、苦しい状況においてもじっと耐え、好機を伺うような心構えが必要なのではないでしょうか。

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