【札幌 弁護士コラム】ぼくらの世界観戦争

【札幌 弁護士コラム】ぼくらの世界観戦争

東京出張から戻ってきました。

今週は家族信託の実行が2件、週末は土屋ホーム不動産様主催のセミナー講師、来週は自主開催セミナーの開催と、準備しなければならないことがたくさん入っています。

フルスロットルで突き進んでいきたいと思います!

 

さて、人はそれぞれに考え方を持っており、誰一人として全く同じ考え方を持った人はいないでしょう。

例えば、金銭観、仕事観、恋愛観、家庭観、人間観、ファッション観、歴史観、社会貢献観、倫理観などなど、様々な観点において違う考えを持っているものです。

そのような人ひとりが持つ考え方の総体を世界観ということができます。

 

人同士は世界観が合致することによって結びつくようになり、世界観が合わないことによって離れて行ったり、軋轢を生んだりするものです。

そして力関係や利益誘導などによって、自らの世界観を相手に合わせなければならないようなことも起こり得ます。

 

そしてセールスの場面や恋愛の駆け引きなどにおいては、この世界観をどちらに合わせられるかが成功のカギとなります。

このような場面においては、売り手や恋愛感情を持っている者が相手を自らの世界観に引き込もうとします。

このときに強引な手法やしつこい手法を使ってしまうと却って相手の心は離れてしまい、逆に悪感情を持たれてしまうことになります。

さらに進んでいくと、特定商取引法違反やストーカー規制法違反といったような法律問題にまで発展しかねません。

 

ここで考えるべきなのは、人それぞれ確たる世界観を持っており他人に踏み込まれることを嫌っているということです。

ですので「あなたの世界観は間違っている!」とか「自分の世界観のほうが正しい!」といったような言い方は、相手の世界観を踏みにじることになり、交渉がうまく行くことはありえません。

このようなやり方をやっていると「ぼくらの七日間戦争」ならぬ「ぼくらの世界観戦争」に突入してしまいます。

 

しかしセールスの場面や恋愛の駆け引きなどにおいてはどうしても相手の考え方を変えなければならない場合もあります(セールスはそういうものじゃないとか、恋愛についてはご縁がなかったと考えるべき、という向きもあるとは思いますが。)。

そのような場合にどうすればいいかということですが、これは自らの世界観をチラ見せしつつ「あなたの世界観はそれでいいと思いますが、こういうのもあるんじゃないですか?」と問いかけることです。

もちろんこのやり方は強い圧力を与える方法ではないので見向きもされないこともあるでしょう。

しかし、相手の世界観に訴えかけることというのはその程度の距離感を取らなければ成立しないものです。

そうであるがゆえに自らの世界観を魅力的なものに磨き上げることや、自らの世界観をエレガントな形で相手に示す技術というものが重要になってきます。

 

「ぼくらの世界観戦争」を脱却して「ぼくらの和平交渉」をうまく進めることがよい人生を拓くコツなのではないでしょうか。 

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