【札幌 弁護士コラム】知識と知恵の循環を作ることが思考力を支えるカギ

【札幌 弁護士コラム】知識と知恵の循環を作ることが思考力を支えるカギ

昨日はスモールサンゼミ札幌に参加して山口先生のお話を聞いてきました。

 

<スモールサンゼミ札幌 HP>

http://z.smallsun.jp/?cat=46

 

山口先生はマクロ経済学の専門家でありながら、中小企業支援を行われておられるというちょっと変わった先生ですが、毎回、示唆に富んだお話を頂いています。

昨日は、日本の景気が急速に良くなっている誰も知らなかった理由、日本が憲法9条改正によって生じる経済への悪影響、弁証法の理論をベースとした企業の立て直しなど、興味深いお話が満載でした。

 

山口先生のお話を聞くといつも自分の物の知らなさを痛感させられるのですが、それと同時に思考力の未熟さも感じさせられます。

知識量と思考力は一見関係がないようも見えますし、いわゆる英才教育というものの中には思考力をとにかく伸ばそうとしているようなものも見受けられます。

 

しかし、私は思考力の背景には知識が必要であり、もう一つ、知恵という要素も必要ではないかと思います。

知識と知恵は似ているように見えますが、実は全く別物です。

知識とは、誰がどう見ても1つに定められるような情報であるのに対し、知恵とは、簡単に言語化できないようなコツやノウハウなどといったような茫漠としたものを指します。

このためいくら知識を覚えたからといって即座に知恵が身に付くようなものではありません。

知識をある目的に使おうと努めることによってあるとき、ふっとつかめるのが知恵です。

 

さらに、思考力というのはどう位置づけられるかですが、この知識を知恵に転化させる過程において身に付くものではないかと思います。

その過程では論理に裏付けられたプロセスとともに、論理では容易に解明できないような閃きのような要素が加わる必要があります。

その論理と非論理を結びつけようと頭を使う力こそが思考力であると考えられます。

 

知識が乏しければ論理の体系化ができないですし、かといって知識ばかりを偏重していると知恵が生まれません。

思考力を身に付けるためには両方の要素を意識的に伸ばそうとする必要があるのではないでしょうか。

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