【札幌 弁護士コラム】「覚悟」を決めるということ

【札幌 弁護士コラム】「覚悟」を決めるということ

今日から2泊3日で東京に来ています。

メインは本日の田坂広志先生の講演を聞きに来たのですが、今日の夜は東京でバリバリやられている先輩弁護士の先生とお会いしたり、日本酒を調達したりと(笑)いろいろな目的を持ってやってきております。

それにしても東京は空気が暑いですね…。

 

さて、メインイベントの田坂先生の講義ですが、メインのテーマとしては「覚悟を決める」ということ。

しかし、これはそう簡単なことではありません。(というか、私が十分に理解しているとは思えません。)。

ともあれ、田坂先生の仰る「覚悟を決める」ということは(以下私が理解した文脈ですが)、自分の意思をもって物事を決め付けることではなく、自分がすべてを受け入れる心構えをすることで、何らかの自然的な力によって自らの行方を決めてもらうことに委ねる状態、と言っていいのではないでしょうか。

まぁ、それくらい深いお話を伺ったということでご容赦下さい。

 

しかし、私(荒木)の置かれている弁護士業界においても「覚悟を決める」というフェイズは数多く訪れます。

そもそも弁護士という職業は、何かしらの凄い力を持っているかのように言われることもありますが、実際はそうではなく、判決や決定を行える裁判官に従属しているということが実際のところであります。

そのようななかで、事件の見通しを考えたとしてもどの裁判体にあたるかもしれず、裁判官がどのような判断を下すかもわからないままに、一定の確度があるものとして見通しを示す必要があります。

その見通しが外れたりすると、依頼者の方に何とも申し向けできないような雰囲気になります。

その意味で軽々に見通しを語るということはできないのです。

 

話を戻すと、弁護士はそのように不安定な状況の中でジャッジを決めなければなりません。

そのジャッジとは多分に自己の考えによるものであり、そこには実は後ろ盾はありません。

こういうときこそ、訴訟の結果は予測しえないものであり、その予想を示し、事件の経過を報告するには、弁護士の覚悟が相当に必要なのではないでしょうか。

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