【札幌 弁護士コラム】私淑の精神

【札幌 弁護士コラム】私淑の精神

(本記事は平成28年11月20日分の未投稿記事です。)

最近、人はいかに成長するべきか、ということについて考えています。

そのような中で「私淑」という考え方があることを知りました。

 

私淑とは、尊敬する人に直接には教えが受けられないが、その人を模範として慕い、学ぶことをいいます。

これは「孟子」の中に出てくる言葉のようですが、要は明確な師弟関係は作らないものの、学ぶ立場の人が一方的に心の中で慕うべき人を作るということです。

私にも何人かそのように密かに(又は公然と)慕っているような人がいます。

 

少し話は変わりますが、インターネットが普及し、特にスマホが普及した現代においては、何かわからない情報があればすぐに調べることができるようになったため、知識の重要性が相対的に低下し始めています。

すなわち、知識を持ち合わせていなくてもそのこと自体がハンディキャップにならなくなってきたと思われます。

 

しかし、だからといって誰もが優れた経営者と同じように経営ができ、一流のシェフと同じような料理が作れ、最強の弁護士と同程度の弁護活動ができるのかというとそうではありません。

これは何故かというと、何事もプロフェッショナルの世界には表面化されない知識やノウハウ、すなわち暗黙知が存在するからです。

インターネットで知ることができる知識はごく表面的なものでしかないため、その程度のものだけでは上手くいかないことが多いということです。

 

そうするとインターネットで得られる知識以外に何が必要かというと、一言でいえばプロフェッショナルの知恵ともいうべきものだと思います。

この知恵がなぜインターネットで拾えないかというと、秘中の秘として公開されていないものか、公開しようとしてもどうしても伝えられないことか、という理由が考えられます。

このような知恵を得ようと思うと、そのプロフェッショナルの弟子になるしかありませんが、そう簡単に弟子にしてもらえるわけでもありません。

 

そこでの折衷案として私淑するという方法が挙げられます。

確かに直接教わることができないという点においてはインターネットから知識を拾うことと近いのかもしれませんが、誰かを師と仰ぎ、考え方を近いものとすることで入ってくる情報の捉え方も変わるはずです。

このようにインターネットを単に知識の獲得手段とするのではなく、心の中の師を見つける手段や心の中の師の考え方を知る手段として捉えることもできるのではないでしょうか。

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