【札幌 弁護士コラム】「ぶぶ漬けでもどうどす?」的な顧客獲得

【札幌 弁護士コラム】「ぶぶ漬けでもどうどす?」的な顧客獲得

「ぶぶ漬けでもどうどす?」という言葉をお聞きになったことがあるでしょうか。

これは「お茶漬けでもどうですか?」という言葉を京都弁で言ったものです。

もはや都市伝説化しつつありますが(もともと上方落語のネタだったという説もあるようですが)、空気を読むことが重視される京都人のものの言い方を象徴するものと言われており、お茶漬けが飲みの席のシメになることから、暗に「もう帰ったらどうですか?」という意味を言外に含んでいるとされています。

 

この言葉が実際に使われているかどうかは別として、ビジネスにおいてはこのように暗に情報を発信しなければならない部分が多く存在するものと思われます。

例えばターゲットとする顧客とそうではない人を選ぶときにはこのようなことが非常に重要になってきます。

一番わかりやすいのはドレスコードです。

「短パンやサンダルを履いている人は来ないでくれ」ということを明確に言っていますが、言外には「短パンやサンダルを履いてくるような身なりにも気を遣えない人は顧客ではない」ということを暗喩しています。

 

より抽象度を上げるとすれば、商品によってマーケティングをするか、ブランドによってマーケティングをするかというレベルがあります。

商品を売る場合には、「この商品はこんな性能があって、他の商品と比べてこうで、価格はいくらである」ということを一生懸命説明し、「それでも欲しい人は買って下さい」というやり方がなされますので、暗喩というものはあまりありません。

その一方でブランドを売る場合には、そのような具体的な説明よりも「うちの商品は大体こんな雰囲気で、こういうレベルの人が使っていて、価格はこんな感じである」というブランドイメージを伝えることに特化し、「そんな雰囲気が好きなら具体的な商品の説明をしますよ」というやり方ですので、かなり暗喩という部分が含まれており、ブランドイメージを伝える段階で顧客のスクリーニングがされています。

このことによりブランドイメージのある高級店では販売にあたっての顧客との摩擦を減らし、本当に提供したいサービスへの集中が可能となります。

 

しかし、暗喩を人に伝えるということは容易なことではありません。

明示的に伝えることの何倍もの労力を要するのが通常です。

それでも暗喩で伝えたいというのは、1つには暗喩でも伝わる人とは強固な関係が築けるということ、もう1つには除外した人から反感を買わなくて済むというメリットがあるからだと思います。

 

私は常日頃から「争い事はあまり好きではありません。紛争が起こる前に契約書を作ったり、家族信託を活用したりして回避しましょうよ。そっちのほうがみんな幸せですよ。」ということを発信し、そのようなお考えのお客様に是非ご利用頂きたいと言っていたつもりなのですが、うまくお伝えすることはなかなか難しいことだと感じています。

それだからこそ毎日ブログを書き、いろいろな角度からこのことをお伝えしている次第です。

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