【札幌 弁護士コラム】時間の断舎離(反省を込めて…)

【札幌 弁護士コラム】時間の断舎離(反省を込めて…)

一昔前に「断舎離」という言葉が流行っていました。

私(荒木)はというと、戦前生まれの祖母の影響からか、ノーベル平和賞受賞者のマータイさんの教えからか、使うかも知れない物をとにかく残しておく正確で、断舎離ブームにも負けず(?)物を貯めこむ生活を続けていました。

根本的な発想が同じなのかどうかよくわかりませんが、最近だと物を減らすという点で共通するミニマリストという方も増えてきていると言われています。

 

物を貯めるかどうかは趣味嗜好の違いのように思われますが、成功する人、実績を残している人において間違いなく共通しているのは時間を大切にしていることです。

よく言われることですが時間は全ての人にとって平等に与えられているものです。

その中で有効な時間を以下に多くするか、逆にいうと無駄な時間を以下に減らすか、すなわち「時間の断舎離」を行うことが時間の有効利用に必要不可欠なことになります。

特に経営者や士業を含むフリーランスの人は、時給や労働時間に縛られるわけではなく、理論的に生産性を無限に伸ばせる立場ですので、この重要性はサラリーマンに比べて格段に高いものとなります。

 

人によっては「金で時間を買う」ということが有効になることがあります。

例えば、電車で移動すれば1000円をかけて60分で移動できるところを、タクシーで5000円をかけて30分で移動するようなことです。

考え方としては非常にシンプルで、節約できた30分が4000円以上の価値を持つかどうかという観点で決定すればいいということです。

 

しかし、時間の価値の使い方には非常にバグが多いように思います。

理由は以下のようなところにあると考えられます。

 

1つ目は、時間が目に見えないということです。

例えば調味料や飲み物のように目に見えて減ってくるものだとすれば、時間も視覚的にとらえられ、残量を自覚できることになります。

しかし、時間は目に見えないために、非常に茫漠とした感覚的にしかとらえられないものになっており、感覚として定量的な計り方ができないものです。

このような時間の性質から金銭等を管理するレベルと、時間を管理するレベルとの間に大きな隔たりが生じることになってしまいます。

 

2つ目は、時間は無限にあるように感じることです。

しかし、人間が生物である以上、いつか死んでしまうのであり、無限に時間のある人などありえません。

このことを自覚している人は極めて少ないのではないかと思われます。

私もよく使ってしまう言葉ですが、「お手すきのときにご対応下さい。」ですとか、「お暇があれば一席設けさせて下さい。」という言い方があります。

しかし、本当であればこちらの用事が緊急極まりない場合であれば手が空いてなくても対応してくれる一方で、どうでもいい用事であればいくら手が空いていても対応してくれないはずです。

また、自分に会う価値があると感じてもらっているのであれば積極的に予定を調整して会合の場を設けてくれますし、逆に会っても意味のない人だと思われているのであればいつやってもいいような仕事を優先して会ってくれないことになります。

要は、時間は「ある」か「ない」かで捉えられるものではなく、客観的に一定の流れをもって存在するのであり、人は特定の時間において優先すべき事項を取捨選択して行動しているに過ぎないということです。

まとめると、時間は「無限」で「何もやっていない時間がある」と考えるのは誤りで、時間は「有限」で「優先順位に従って何かしら時間を消費している」と考える必要があるということです。

 

3つ目は、「人は短期でできることを過大評価し、長期でできることを過小評価する」という傾向があるということです。

例えば夏休みの宿題をいつまでもやらず、8月25日くらいまで(北海道は夏休みが短いのでもう少し前ですが。)ほとんど手を付けておらず、残りの何日間かでできると思いこんでいた、という経験、皆様にもありませんでしょうか。

一方で、10年間、毎日努力し続ければどれくらいの成果が出せるか、具体的に想像がつきますでしょうか。

例えば10年間、1日1冊の本を読んだとしたら3600冊以上になるわけで、簡単な地域の図書館くらいの全部の本が読めそうな勢いです。

これだけやれば少なくとも本に書いてある知識では人後に落ちないレベルには到達できるでしょう。

しかし、人は直近に見える成果(ex.夏休みの宿題の完成)は予測できても、遠い将来に成し遂げられるであろう成果(ex.ビジネスノウハウの習得)については想像ができません。

このためどうしても近視眼的に考えてしまいがちで、長期的な展望を持つことができません。

その結果、時間の使い方も短期的に成果の出るものばかりに割いてしまい、長期的な成長を促進させることになかなか回せなくなってしまいます。

 

このような観点から、今一度、時間の使い方を見直し、5年後、10年後、20年後…といった視点で見ての「時間の断舎離」を考えてはいかがでしょうか。

 

ちなみに私は最近、時間泥棒となっていた「将棋ウォーズ」というアプリを断腸の思いで削除しました(涙)。

「将棋ウォーズ」の仇を討つためには本業の方で圧倒的な成果を出すよりありません(笑)!

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