【札幌 弁護士コラム】「終わりを思い描くことから始める」相続対策としての家族信託

【札幌 弁護士コラム】「終わりを思い描くことから始める」相続対策としての家族信託

(本記事は平成29年4月12日分の未投稿記事です。)

 

最近、雑誌やテレビ番組でも取り上げられるようになって、家族信託が脚光を浴びるようになってまいりました。

そのような中で私(荒木)も家族信託のご相談を受ける機会が多くなっております。

 

初めて家族信託について聞かれたお客様からは「家族信託ってどういうものなの?」というご質問を頂きますが、私は「家族信託というものは将来にわたる資産管理の方法で、①認知症などで意思決定ができなくなった場合に備える、②遺言と同じように誰に資産を渡すかを決める、ということを1回でできるものです。」という回答の仕方をしています。

この回答も様々な方にご説明してきた結果、今のところはベストアンサーだと考えているのですが、これは絶対のものではないとも考えています。

 

それというのもお客様自身の年齢、家族構成、資産構成、家庭の状況、意向、体調、収入の見込み等、きわめて多くの変数が存在する一方、家族信託自体はオーダーメイド商品であるため、いかようにでもバリュエーションが作り出される可能性があるからです。

とはいえ、そのままでは話がまとまらないので、いくつかの軸を設けてお話を進めるのですが、大切なことはお客様と一緒に「想定する将来の状況を共有する」ことではないかと考えています。

これはまさしく7つの習慣でいうところの「終わりを思い描くところから始める」ということと同義ではないかと思います。

 

まず目指すところを固めてしまえば、あとは技術的な問題ですので、こちら側の専門職としての問題として取り扱うことができます。

しかし、家族信託を用いた本当の問題解決とは、このお客様にとって理想の「終わりを思い描く」ことにあるのではないかと思うことが多くあります。

それを実現するためにはお客様から信頼され、本音で語って頂けるだけの関係を築く力が重要なのだと感じる今日この頃です。

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